平成２６年 ９月 定例会（第５号） 平成26年
釜石市議会９月
定例会会議録－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 平成26年９月８日月曜日
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 議事日程 第１号 平成26年９月８日（月） 定例会 午後１時会議を開く第１ 本日の
会議録署名議員の指名第２ 会期の決定第３ 議長の報告第４ 市長の報告第５ 報告第９号
室浜漁港災害復旧工事の
変更請負契約の締結に関する
専決処分の報告について第６ 報告第10号
仮宿漁港災害復旧（23災）工事及び
仮宿漁港災害復旧（25災）工事の
変更請負契約の締結に関する
専決処分の報告について第７ 報告第11号
片岸漁港災害復旧工事の
変更請負契約の締結に関する
専決処分の報告について第８ 報告第12号 白浜（釜石）
漁港災害復旧工事の
変更請負契約の締結に関する
専決処分の報告について第９ 報告第13号
大石漁港災害復旧工事の
変更請負契約の締結に関する
専決処分の報告について第10 報告第14号 公用車による
車両接触事故に係る
損害賠償事件に関する
専決処分の報告について第11 報告第15号 平成25年度釜石市
健全化判断比率及び
公営企業資金不足比率の報告について第12 議案第83号 平成26年度釜石市
一般会計補正予算（第３号）の
専決処分の承認を求めることについて第13 議案第84号 釜石市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例第14 議案第85号 釜石市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例第15 議案第86号 釜石市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例第16 議案第87号
釜石市道の駅条例第17 議案第88号 釜石市
ひとり親家庭医療費給付条例等の一部を改正する条例第18 議案第89号 平成26年度釜石市
一般会計補正予算（第４号）第19 議案第90号 平成26年度釜石市
国民健康保険事業特別会計補正予算（第１号）第20 議案第91号 平成26年度釜石市
魚市場事業特別会計補正予算（第１号）第21 議案第92号 平成26年度釜石市
水道事業会計補正予算（第１号）第22 認定第２号 平成25年度釜石市
一般会計歳入歳出決算第23 認定第３号 平成25年度釜石市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算第24 認定第４号 平成25年度釜石市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算第25 認定第５号 平成25年度釜石市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算第26 認定第６号 平成25年度釜石市
下水道事業特別会計歳入歳出決算第27 認定第７号 平成25年度釜石市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算第28 認定第８号 平成25年度釜石市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算第29 認定第９号 平成25年度釜石市
魚市場事業特別会計歳入歳出決算第30 認定第10号 平成25年度釜石市
水道事業会計決算第31 議案第93号
佐須漁港災害復旧工事の
変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて第32 議案第94号 鵜住居２号線（鎧坂橋）
橋梁災害復旧工事の
請負契約の締結に関し議決を求めることについて第33 議案第95号
中妻汚水中継ポンプ場電気設備更新工事の
請負契約の締結に関し議決を求めることについて第34 議案第96号
所有権移転請求権仮
登記抹消登記手続請求事件に係る訴えの提起に関し議決を求めることについて第35 議案第97号 釜石市
過疎地域自立促進計画を変更することに関し議決を求めることについて第36 議案第98号
市道路線の廃止に関し議決を求めることについて第37 議案第99号
市道路線の変更に関し議決を求めることについて第38 議案第100号 釜石市
教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについて第39 請願１件、陳情３件 以上
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 本日の会議に付した事件第１ 本日の
会議録署名議員の指名…………………………………………………………７第２ 会期の決定………………………………………………………………………………〃第３ 議長の報告………………………………………………………………………………７第４ 市長の報告………………………………………………………………………………９第５ 報告第９号
室浜漁港災害復旧工事の
変更請負契約の締結に関する
専決処分の報告について…………………………………………………………………………………………12第６ 報告第10号
仮宿漁港災害復旧（23災）工事及び
仮宿漁港災害復旧（25災）工事の
変更請負契約の締結に関する
専決処分の報告について……………………………………〃第７ 報告第11号
片岸漁港災害復旧工事の
変更請負契約の締結に関する
専決処分の報告について…………………………………………………………………………………………〃第８ 報告第12号 白浜（釜石）
漁港災害復旧工事の
変更請負契約の締結に関する
専決処分の報告について………………………………………………………………………………〃第９ 報告第13号
大石漁港災害復旧工事の
変更請負契約の締結に関する
専決処分の報告について…………………………………………………………………………………………〃第10 報告第14号 公用車による
車両接触事故に係る
損害賠償事件に関する
専決処分の報告について………………………………………………………………………………………〃第11 報告第15号 平成25年度釜石市
健全化判断比率及び
公営企業資金不足比率の報告について……………………………………………………………………………………………13第12 議案第83号 平成26年度釜石市
一般会計補正予算（第３号）の
専決処分の承認を求めることについて………………………………………………………………………………〃第13 議案第84号 釜石市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例…………………………………………………………………………………〃第14 議案第85号 釜石市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例………………………………………………………………………………………………………14第15 議案第86号 釜石市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例………………………………………………………………………………………………〃第16 議案第87号
釜石市道の駅条例………………………………………………………〃第17 議案第88号 釜石市
ひとり親家庭医療費給付条例等の一部を改正する条例……15第18 議案第89号 平成26年度釜石市
一般会計補正予算（第４号）……………………〃第19 議案第90号 平成26年度釜石市
国民健康保険事業特別会計補正予算（第１号）…………………………………………………………………………………………………………17第20 議案第91号 平成26年度釜石市
魚市場事業特別会計補正予算（第１号）………〃第21 議案第92号 平成26年度釜石市
水道事業会計補正予算（第１号）………………〃第22 認定第２号 平成25年度釜石市
一般会計歳入歳出決算……………………………18第23 認定第３号 平成25年度釜石市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算………〃第24 認定第４号 平成25年度釜石市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算……〃第25 認定第５号 平成25年度釜石市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算……………18第26 認定第６号 平成25年度釜石市
下水道事業特別会計歳入歳出決算………………〃第27 認定第７号 平成25年度釜石市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算………〃第28 認定第８号 平成25年度釜石市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算………〃第29 認定第９号 平成25年度釜石市
魚市場事業特別会計歳入歳出決算………………〃第30 認定第10号 平成25年度釜石市
水道事業会計決算…………………………………〃第31 議案第93号
佐須漁港災害復旧工事の
変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて…………………………………………………………………………………………〃第32 議案第94号 鵜住居２号線（鎧坂橋）
橋梁災害復旧工事の
請負契約の締結に関し議決を求めることについて………………………………………………………………………19第33 議案第95号
中妻汚水中継ポンプ場電気設備更新工事の
請負契約の締結に関し議決を求めることについて…………………………………………………………………………〃第34 議案第96号
所有権移転請求権仮
登記抹消登記手続請求事件に係る訴えの提起に関し議決を求めることについて…………………………………………………………………〃第35 議案第97号 釜石市
過疎地域自立促進計画を変更することに関し議決を求めることについて…………………………………………………………………………………………20第36 議案第98号
市道路線の廃止に関し議決を求めることについて…………………〃第37 議案第99号
市道路線の変更に関し議決を求めることについて…………………〃第38 議案第100号 釜石市
教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについて ………………………………………………………………………………………………………21第39 請願１件、陳情３件……………………………………………………………………
〃－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 出席議員（18名） 議長
海老原正人君 副議長
平野弘之君 １番
木村琳藏君 ２番
遠藤幸徳君 ３番
菊池秀明君 ４番
合田良雄君 ５番
坂本良子君 ６番
細田孝子君 ７番
古川愛明君 ８番
小鯖利弘君 ９番
和田松男君 11番
赤崎光男君 12番
川崎勇一君 13番 菊池 孝君 14番
山崎長栄君 15番
佐々木義昭君 16番
水野昭利君 17番
松坂喜史君
欠席議員（２名） 10番
菅原規夫君 18番 佐々木 透君
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 説明のため出席した者 市長
野田武則君 副市長 若崎正光君 副市長
山崎秀樹君
総務企画部長 小林俊輔君
危機管理監 赤崎 剛君
市民生活部長 清野信雄君
保健福祉部長 岡崎貞夫君
産業振興部長 渡部秀幸君
建設部長 洞口政伸君
復興建設技監 小友光晴君
復興推進本部事務局長兼
地域包括ケア推進本部副本部長 田中 透君
都市整備推進室長 正木隆司君
総合政策課長兼
復興推進本部事務局次長 佐々木 勝君
総務課長 千葉 敬君
財政課長 和田利男君
地域包括ケア推進本部副本部長
佐々木比呂志君
会計管理者 菊池久彦君 水道事業所長 佐々木 守君
監査委員 野田喜一君
教育委員長 佐藤猛夫君 教育長 佐藤 功君
教育次長 菊池郁夫君
教育委員会総務課長 村井大司君
学校教育課長 佐々木 猛君 生涯
学習文化課長 高橋康明君
スポーツ推進課長 菊池拓也君
選挙管理委員会委員長 神林知明君
農業委員会会長 久保知久君
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 事務局職員出席者 事務局長 古澤茂樹 事務局次長 山田裕子 議事係長 大森俊一－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 午後１時会議を開く
○議長（
海老原正人君） 本日の
出席議員は18名で定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 欠席の届け出は、10番
菅原規夫さん及び18番
佐々木透さんの２名であります。 ただいまから、平成26年９月
釜石市議会定例会を開会いたします。 暑い方は上着を脱いでも結構です。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事は、お手元の
議事日程第１号によって進めます。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
○議長（
海老原正人君） 日程第１、本日の
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員には、
会議規則第81条の規定により、議長において11番
赤崎光男さん及び12番
川崎勇一さんを指名いたします。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
○議長（
海老原正人君） 日程第２、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。今定例会の会期は、本日から９月26日までの19日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 （「異議なし」と呼ぶ者あり）
○議長（
海老原正人君） 御異議なしと認めます。よって、会期は19日間と決しました。 お諮りいたします。議事の都合により、９月９日、10日、11日、12日、16日、24日及び25日の７日間はそれぞれ休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 （「異議なし」と呼ぶ者あり）
○議長（
海老原正人君） 御異議なしと認めます。よって、９月９日、10日、11日、12日、16日、24日及び25日の７日間はそれぞれ休会することに決しました。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
○議長（
海老原正人君） 日程第３、議長の報告であります。 市長から、今定例会の
審議案件として、お手元に配付いたしましたとおり、報告第９号から報告第15号までの７件、議案第83号から議案第100号までの18件、認定第２号から認定第10号までの９件、合計34件の送付がありましたので、御報告いたします。 また、資料として、
地方自治法第221条第３項の法人に係る
経営状況説明書について、
釜石まちづくり株式会社から提出があり、お手元に配付いたしておりますので、御報告いたします。 次に、
監査委員から、平成26年８月26日付、
釜監発第39号により
定期監査の結果についてが提出されております。内容はお手元の写しのとおりでありますので、ごらんを願います。 次に、
教育委員会から、平成26年９月３日
付、釜教総発第162号により、平成25年度
教育委員会の事務の管理及び
執行状況に係る点検・
評価報告書が提出され、お手元に配付いたしておりますので、ごらんを願います。 次に、去る６月定例会において議決いたしました意見書４件につきましては、お手元の資料のとおり処理いたしましたので、御報告いたします。 次に、６月定例会後の
議長会等の動向及び議員の派遣結果につきましては、その概要を取りまとめ、お手元に配付いたしておりますので、ごらんを願います。 次に、岩手県
沿岸知的障害児施設組合議会の報告を
平野弘之さんにお願いいたします。
平野弘之さん、登壇を願います。 〔19番
平野弘之君登壇〕
◆19番（
平野弘之君） 去る平成26年６月９日に招集されました岩手県
沿岸知的障害児施設組合議会臨時会において、審議されました議案等につきまして、その概要を御報告申し上げます。 本臨時会は、
宮古市役所６階
大ホールにおいて午前10時に開議され、会期は１日限りでありました。 議案等は１件であります。 選挙第１号岩手県
沿岸知的障害児施設組合議会議長選挙について、宮古市選出の
藤原光昭議員が議長に選任されました。 以上で報告を終わります。
○議長（
海老原正人君） 次に、
釜石大槌地区行政事務組合議会の報告を
佐々木義昭さんにお願いいたします。
佐々木義昭さん、登壇を願います。 〔15番
佐々木義昭君登壇〕
◆15番（
佐々木義昭君）
釜石大槌地区行政事務組合議会の
取り組みについて御報告いたします。 去る７月28日に臨時会を開催し、会期は１日限りで、
付議事件は報告１件、議案２件の３件でありました。 報告第２号平成25年度釜石大槌地区行政事務組合会計事故繰越しの報告については、報告のとおり、
消防救急無線デジタル化整備事業10億9796万8000円について、平成26年度に繰り越すことで了承されております。 議案第９
号釜石大槌地区行政事務組合火災予防条例の一部を改正する条例は、
関係省令の一部が改正されたことに伴うもので、原案のとおり可決されております。 議案第10号財産の取得に関し議決を求めることについては、
消防ポンプ自動車１台を3326万4000円で、
株式会社岩手総合商事沿岸営業所から買い入れることで、原案のとおり可決されております。 平成26年８月26日から27日にかけて、石巻市及び塩竃市への
議員行政視察研修に議員を派遣することについて、派遣書のとおり決定されております。 以上で
釜石大槌地区行政事務組合議会の報告を終わります。
○議長（
海老原正人君） 次に、岩手県
後期高齢者医療広域連合議会の報告を
松坂喜史さんにお願いいたします。
松坂喜史さん、登壇を願います。 〔17番
松坂喜史君登壇〕
◆17番（
松坂喜史君） 岩手県
後期高齢者医療広域連合議会の報告を申し上げます。 去る７月15日に招集されました岩手県
後期高齢者医療広域連合議会臨時会において審議されました議案について、その概要を御報告申し上げます。 本臨時会は、岩手県自治会館において開催され、会期は１日、
付議事件は４件でございました。 審議の結果は、全て原案のとおり可決、同意されております。 まず、平成26年度岩手県
後期高齢者医療広域連合一般会計補正予算については、
後期高齢者医療制度円滑運営臨時特例交付金が当初の内示額より多く交付決定されたことに伴い、当該額の
増額補正を行うもので、
歳入歳出それぞれ2342万7000円を追加し、
歳入歳出予算をそれぞれ12億9007万2000円とするものです。 次に、平成26年度
後期高齢者医療特別会計補正予算については、平成25年度の
保険給付費の確定に伴い、
社会保険診療報酬支払基金から超過交付された交付金を返還するための補正を行うもので、
歳入歳出それぞれ12億6492万円を追加し、
歳入歳出予算をそれぞれ1521億9882万3000円とするものです。 次に、岩手県
後期高齢者医療広域連合副
広域連合長の選任に関し同意を求めることについては、岩手町の
民部田幾夫氏が同意されております。 次に、岩手県
後期高齢者医療広域連合監査委員の選任に関し同意を求めることについては、盛岡市の
菊池秀一氏が同意されております。 以上を申し上げまして、岩手県
後期高齢者医療広域連合議会臨時会の
概要報告といたします。
○議長（
海老原正人君） 以上で議長の報告並びに諸般の報告を終わります。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
○議長（
海老原正人君） 日程第４、市長の報告であります。 市長、登壇を願います。 〔
市長野田武則君登壇〕
◎市長（
野田武則君） 平成26年９月
釜石市議会定例会が開催されるに当たり、復興の
進捗状況について及び新たな企業の立地についてを御報告させていただきます。 初めに、復興の
進捗状況についてであります。
東日本大震災から間もなく３年半が経過しますが、被災した21地区においては、この４月以降順次、
復興まちづくり協議会・
地権者連絡会を開催し、
造成工事スケジュールや
宅地引き渡し予定時期などをお知らせするとともに、
土地所有者の皆様から
事業用地の
買収契約や
工事施工承諾などに御協力をいただきながら、残置物の
撤去工事や
仮設工事、
造成工事などに着手し、一日も早い
復興まちづくりの推進に向けた
取り組みを加速しております。 このような中、
東部地区の
復興公営住宅につきましては、去る８月１日から20日までの間、
優先入居順位１位の震災前に
東部地区に居住していた世帯を対象としての
入居者募集を行った結果、242件の
申し込みがあり、大町１号は抽せんとなりましたが、その他の住宅は第１希望のとおり入居が決定いたしました。今後、
東部地区につきましては、
優先入居順位２位の震災時に市内に居住していた世帯の募集を９月中に行う予定としております。また、
鵜住居地区など、まだ募集を行っていない地区の
復興公営住宅につきましては、10月中をめどに
申し込みの受け付けを行う予定としております。 半島部の
戸建て復興公営住宅につきましては、相次ぐ入札不調の現状を踏まえ、早期に
施工業者を決定し、十分な
工事準備期間の確保と労働者の確保を目的とし、従来の
条件つき一般競争入札方式から
建物提案型買取方式に
発注方法を変更し、
簡易公募型プロポーザルで事業者を選定することといたします。今後、荒川・本郷・箱崎・桑ノ浜・室浜・根浜・両石の７地区で108戸の整備を予定し、７地区の地域性を考慮して３つの
ブロックに分けて公募するもので、３つの
ブロックを10月下旬に公示、12月上旬に事業者を選定する予定としており、年内には基本協定の締結を行い、その後、設計業務を開始し、
造成工事の
進捗状況に合わせて順次着工をしてまいります。 次に、新たな企業の立地についてでありますが、このたび、当市へ
物流センターを新設する
トリナ・ソーラー株式会社は、平成９年12月に中国の江蘇省で設立され、全世界20カ国以上に
営業拠点を構える太陽電池、
太陽光パネルの世界的な製造・
販売企業であります。同社の昨年の売上高は、日本円にして約1700億円、
太陽光パネルの生産量では世界３位、出荷量は世界第２位と、まさに世界の
太陽光発電業界を牽引する
リーディングカンパニーであります。同社では、平成22年２月に100％出資の日本法人を設立して以降、
大手家電メーカーなどとの取引実績を着実に重ね、平成26年の
国内売り上げは、昨年の約170億円から大幅に増加し、500億円を超す予測と伺っております。
トリナ・ソーラー株式会社は、今後、
太陽光発電施設の集積が進むと予想されている
東北地方に
物流センターを整備する計画にあり、高速交通網の結節点という当市の流通面での優位性、また、震災以降飛躍を続ける釜石港の国際コンテナ輸送体制を視野に、総合的な検討を進めた結果、当市片岸町のポリテクセンター跡地への立地を決定いたしました。９月29日には、当市として32社目の立地協定を行う予定としております。同社中国工場で生産された
太陽光パネルを海上コンテナによって、年間約500本釜石港に陸揚げ、片岸町の
物流センターへと運び、一時保管し、その後、東北各地に配送される見通しで、平成27年１月ごろの施設着工、平成27年上半期の操業開始を目指した
取り組みを進めております。
トリナ・ソーラー株式会社の立地に当たっては、ことし５月に地域産業復興コーディネート支援協定を締結したパシフィックコンサルタンツ株式会社に、総合的な調整をいただいております。震災から３年半近くの月日が過ぎたものの、いまだ復興途上の被災地である当市に、
物流センターを新設するという御英断をしていただきました
トリナ・ソーラー株式会社の関係者の皆様を初め、パシフィックコンサルタンツ株式会社の御支援に深く感謝を申し上げます。 震災で大きな被害を受けた片岸町への立地は、釜石港の活用とあわせ、当市としても非常に喜ばしく、インターチェンジに近接する当地域でのさらなる企業立地の実現に向け、物流系企業や食品製造系企業など複数社との交渉を継続しているところであります。交渉を継続している物流系企業は、トリナ・ソーラー社と同様に、当市の流通面での優位性と将来性を見据え進出を検討しており、さらに食品製造系企業については、三陸の新鮮な海産物などを高次加工し、最先端技術で保存した後、首都圏に向け釜石港からコンテナで移出する検討を進めております。これら企業は、現在、事業スキームを含め検討段階中でありますが、市といたしましては、引き続き立地の実現に向け積極的な
取り組みを進めてまいります。 今後とも、安定かつ持続的な雇用の場の創出に向けて、既存産業の育成とともに、三陸縦貫自動車道と横断道の高速交通網結節点である当市の優位性、そして首都圏から世界に開かれた釜石港を最大のセールスポイントとして、新たな企業の誘致に努めてまいります。 今後とも、議員並びに市民の皆様の御理解と御支援を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長（
海老原正人君） 以上で市長の報告を終わります。
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
○議長（
海老原正人君） 日程第５、報告第９号
室浜漁港災害復旧工事の
変更請負契約の締結に関する
専決処分の報告についてから、日程第38、議案第100号釜石市
教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについてまで、34件を一括議題といたします。 ただいま一括議題に供しました各報告、各議案及び各認定について、順次当局の説明を求めます。
総務企画部長。 〔
総務企画部長小林俊輔君登壇〕
◎
総務企画部長（
小林俊輔君） ただいま議題に供されました報告第９号
室浜漁港災害復旧工事の
変更請負契約の締結に関する
専決処分の報告についてから、議案第100号釜石市
教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについてまでの報告７件、議案18件、認定９件につきまして、順次御説明申し上げます。 議案書の１ページから10ページまでをごらん願います。 報告第９号から報告第13号までの工事の
変更請負契約の締結に関する
専決処分の報告５件につきまして、御説明申し上げます。 当市では、
東日本大震災津波に伴う復旧・復興工事が本格化する中、特定の資材の価格や労務が短期間に高騰し、積算時点の設計単価と工事
請負契約締結時点での資材単価などに差が生じる可能性があることから、当初契約締結後に単価適用年月を変更し、設計単価を変更する場合について必要な事項を定めた工事
請負契約締結後における単価適用年月変更の運用基準を定め、昨年６月１日から運用しております。 このような中で、去る６月20日に締結した
漁港災害復旧工事の
請負契約について、それぞれの契約の相手方から、工事
請負契約後における単価適用年月変更に関する請求があり、その適用単価を平成26年５月単価から平成26年７月単価に変更し、工事費を増額する変更契約を８月４日付で
専決処分により締結したので、報告するものでございます。 報告第９号
室浜漁港災害復旧工事の
変更請負契約の締結に関する
専決処分の報告については、株式会社山元との間で、工事費を435万6720円増額しております。 報告第10号
仮宿漁港災害復旧（23災）工事及び
仮宿漁港災害復旧（25災）工事の
変更請負契約の締結に関する
専決処分の報告については、株式会社及川工務店との間で、工事費を489万4560円増額しております。 報告第11号
片岸漁港災害復旧工事の
変更請負契約の締結に関する
専決処分の報告については、株式会社及川工務店との間で、工事費を401万2200円増額しております。 報告第12号白浜（釜石）
漁港災害復旧工事の
変更請負契約の締結に関する
専決処分の報告については、株式会社山元との間で、工事費を432万4320円増額しております。 報告第13号
大石漁港災害復旧工事の
変更請負契約の締結に関する
専決処分の報告については、株式会社山長建設との間で、工事費を338万6880円増額しております。 以上、報告第９号から報告第13号までの報告５件につきましては、900万円以内の変更契約であることから、
地方自治法第180条第１項及び釜石市長専決条例第２条第１号の規定に基づき
専決処分をしたものでございます。 11ページをごらん願います。 報告第14号公用車による
車両接触事故に係る
損害賠償事件に関する
専決処分の報告について、御説明申し上げます。 この事故は、去る７月29日午前８時45分ごろ、消防課職員が運転する釜石市消防団本部積載車が、定内町の岩手県立釜石祥雲支援学校駐車場内において駐車しようと後進した際に、相手方車両に接触し、損害を与えたものでございます。 この事故に係る損害賠償について、去る８月20日に、市の損害賠償額８万4160円で示談が成立し、同日付で、
地方自治法第180条第１項及び釜石市長専決条例第２条第２号の規定に基づき
専決処分をしたものでございます。 以上、報告第９号から報告第14号までの
専決処分の報告６件につきましては、
地方自治法第180条第２項の規定により報告するものでございます。 13ページをごらん願います。 報告第15号平成25年度釜石市
健全化判断比率及び
公営企業資金不足比率の報告について、御説明申し上げます。
健全化判断比率は、いずれも標準財政規模に対する比率を示すもので、実質赤字比率及び連結実質赤字比率は該当ありません。 実質公債費比率は13.7％で、昨年度より0.9ポイントの上昇、将来負担比率は35.9％で、昨年度より10.3ポイント上昇しておりますが、いずれも早期健全化基準を下回っております。 また、
公営企業資金不足比率も発生しておらず、経営健全化計画の策定は不要となっております。 以上、報告第15号は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第３条第１項及び第22条第１項の規定により、
監査委員の意見をつけて議会に報告するものでございます。 次に、別冊となっております平成26年度補正予算の
専決処分に係る議案書をごらん願います。 議案第83号平成26年度釜石市
一般会計補正予算（第３号）の
専決処分の承認を求めることについて、御説明申し上げます。 補正予算書の１ページをごらん願います。 平成26年度釜石市
一般会計補正予算（第３号）は、岩手海区漁業調整委員会の委員１名が欠けたことに伴う補欠選挙が９月２日告示、11日投票の日程で執行されることに伴い
専決処分したもので、予算の総額に300万円を追加し、補正後の予算総額を1081億4550万円としたものでございます。 第１表
歳入歳出予算補正の内容といたしましては、歳入には県支出金を計上し、歳出には海区漁業調整委員会委員補欠選挙に係る事務費を計上して、予算を編成しております。 この議案は、予算執行上、補正予算編成の必要が生じましたが、特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、
地方自治法179条第１項の規定により去る８月１日付で
専決処分を行い、同条第３項の規定により議会に報告し、承認を求めるものです。 次に、議案書にお戻りいただき、14ページをごらん願います。 議案第84号釜石市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例について、御説明申し上げます。 この条例は、子ども・子育て支援法第34条第３項及び第46条第３項の規定に基づき、
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定めようとするものでございます。 条例の主な内容といたしましては、趣旨及び一般原則について規定したほか、利用定員に関する基準、運営に関する基準、特定施設型給付費及び特定地域型保育給付費などについて規定しております。 なお、当市の実情に国の基準と異なる内容を定める特別な事情や特性はないことから、国の基準を釜石市の基準とするもので、施行期日は、平成27年４月１日としようとするものでございます。 30ページをごらん願います。 議案第85号釜石市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例について、御説明申し上げます。 この条例は、児童福祉法第34条の16第２項の規定に基づき、
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定めようとするものでございます。 条例の主な内容といたしましては、趣旨、最低基準の目的、家庭的保育事業者等の一般原則、利用乳幼児を平等に取り扱う原則などを規定したほか、
家庭的保育事業等の設備の基準、保育の内容などについて規定しております。 なお、この条例では、小規模保育事業Ｃ型において、家庭的保育事業者のうち保育士資格を有する者の数は１人以上とする独自基準を設けたもので、その施行期日は、平成27年４月１日としようとするものでございます。 45ページをごらん願います。 議案第86号釜石市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例について、御説明申し上げます。 この条例は、児童福祉法第34条の８の２第１項の規定に基づき、
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定めようとするものでございます。 条例の主な内容といたしましては、趣旨、最低基準の目的、
放課後児童健全育成事業の一般原則、非常災害対策、設備の基準、利用者を平等に取り扱う原則、運営規程などについて規定しております。 なお、この条例では、本則については国の基準を釜石市の基準とし、附則において、児童１人当たりおおむね1.65メートル以上とする設備の基準及びおおむね40人以下とする支援の単位を構成する児童の数について経過措置を独自に設けたもので、その施行期日は、平成27年４月１日としようとするものでございます。 50ページをごらん願います。 議案第87号
釜石市道の駅条例について、御説明申し上げます。 この条例は、道路利用者に安全で快適な道路交通環境を提供し、利便性を向上すること及び地域の振興に寄与することを目的として、
釜石市道の駅を設置しようとするもので、本年11月の道の駅登録手続に向けて、指定管理者の選定手続を行う必要がありますことから、今議会に提案するものでございます。 道の駅施設につきましては、釜石市甲子町第７地割155番４の敷地約5600平方メートルに車両41台分の駐車場、公衆トイレ１棟、多目的施設１棟及び緑地広場などの附帯施設を整備する予定です。 条例の主な内容といたしましては、設置、名称及び位置、道の駅の機能、利用の許可、利用の制限、利用料金、指定管理者の指定の手続、指定管理者による管理の基準などを規定しており、その施行期日は、規則で定める日としようとするものです。 54ページをごらん願います。 議案第88号釜石市
ひとり親家庭医療費給付条例等の一部を改正する条例について、御説明申し上げます。 この条例は、中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律の一部を改正する法律及び、母子及び寡婦福祉法の一部を改正する法律が、平成26年10月１日から施行され、それぞれの法律名が改正されることに伴い、当該法律を引用している釜石市ひとり親家庭医療費給付条例、釜石市福祉事務所設置条例及び釜石市営住宅条例の３条例について所要の改正をしようとするもので、その施行期日は、平成26年10月１日としようとするものでございます。 以上の条例５件につきましては、
地方自治法第96条第１項第１号の規定により提案するものでございます。 次に、別冊となっております補正予算書の１ページをごらん願います。 議案第89号平成26年度釜石市
一般会計補正予算（第４号）は、予算の総額から
歳入歳出とも59億7750万円を減額し、補正後の予算総額を1021億6800万円としようとするものです。 ２ページをごらん願います。 第１表
歳入歳出予算補正の主な内容を御説明いたします。 第２款総務費には、現庁舎周辺の都市機能の再構築を推進するため、今後整備が予定されている市庁舎を初め防災機能のあり方について、具体的な施設の規模やレイアウト等を震災メモリアルパークの検討と並行しながら調査する公共・公益施設整備調査事業や、栗橋地域の山と鵜住居・箱崎半島地域の海の双方の魅力を引き出して、交流の促進と観光の振興を図るため、両地域の結節点である
鵜住居地区における観光交流拠点のあり方、整備手法、管理運営計画の基本計画を策定する地域交流拠点施設整備事業などを計上しております。 第３款民生費には、平成27年４月からの生活困窮者自立支援法の円滑な施行を図るため、関係機関との連携体制を構築するとともに、制度について市民へ周知しようとする生活困窮者自立支援制度施行円滑化特別対策事業や、
東日本大震災により発生した災害廃棄物を処理するために使用した片岸仮置場において、汚染が確認された箇所の土壌を除去し、入れかえる災害等廃棄物処理事業などを計上しております。 第４款衛生費には、高齢者、障害者、子供、生活困窮者、ひきこもり及び被災者など支援が必要な人が、可能な限り住みなれた地域で、安心して、自分らしい暮らしを続けることができるよう、医療、介護、予防、生活支援、住まいのサービスが、包括的かつ一体的に提供されるケアシステムの構築を推進しようとする地域包括ケアシステム推進事業や、予防接種法施行令の改正に伴い、本年10月より新たに定期予防接種に追加される予防接種を実施し、市民の健康を保持しようとする事業を計上しております。 第６款農林水産業費には、３戸以上の農家で構成される生産者団体が行う施設や機械の整備に対して支援する地域農業マスタープラン実践支援事業や、
東日本大震災により釜石漁港背後地が沈下したことから、震災以前のレベルまでかさ上げして、水産加工団地として整備しようとする漁港施設機能強化事業などを計上しております。 第７款商工費には、１年の四季に合わせた各種イベントを実施して、市民の震災復興への活力につなげるため、四季彩イベント開催事業を計上しております。 第８款土木費には、平成25年度に入居開始した県施行の災害
復興公営住宅について、県との附帯事務費の額や支出時期等についての協議が調ったことから、譲渡代金を附帯事務費と合わせて支払う災害
復興公営住宅建設事業（野田地区）や、三陸沿岸道路の建設により、移転対象となる地権者の代替地として用地を取得する、三陸縦貫自動車道移転対策関連事業などを計上しております。 第９款消防費には、消防団活動の支援目的で寄せられた寄附金を活用して、
東日本大震災で津波により流失した釜石市消防団第１分団及び第６分団の分団旗を購入する、消防団装備品整備事業などを計上しております。 第10款教育費には、釜石小学校及び白山小学校の耐震改修工事を実施する学校環境整備事業や、今後のスポーツ関連施設の効果的な運営を目指す、スポーツ振興地域活性化調査研究事業などを計上しております。 第11款災害復旧費には、桑ノ浜漁港の物揚場及び臨港道路に係る復旧工事を進めるとともに、現場精査による工事量の増加及び単価の上昇に伴って不足が生じた事業費を増額する漁港災害復旧事業や、フロントプロジェクト１のエリア内に整備を予定する市民ホール（仮称）の実施設計を行う、市民文化会館災害復旧事業などを計上しております。 これらの財源として、歳出充当特定財源のほか、地方交付税などを調整して予算を編成しております。 第２表繰越明許費には、今年度内に事業完了が見込めない平田幼稚園移転事業の27年度への繰越限度額を計上しております。 第３表債務負担行為補正には、買取方式へ見直しを図った災害
復興公営住宅建設事業や、29年度まで施工が予定される市民文化会館災害復旧事業、基盤整備などに係る工期が延長される津波復興拠点整備事業（
鵜住居地区）などの、債務負担行為の追加及び変更を計上しております。 第４表地方債補正には、起債対象事業費の変更に伴う市債発行額の調整を計上しております。 ９ページをごらん願います。 議案第90号平成26年度釜石市
国民健康保険事業特別会計補正予算（第１号）は、予算の総額に
歳入歳出6652万1000円を追加し、補正後の予算総額を51億3856万2000円としようとするものです。 第１表
歳入歳出予算補正の内容といたしましては、平成25年度に交付された補助金や負担金の精算のための償還金を計上し、この財源として、財政調整基金繰入金及び繰越金を計上して、予算を編成しております。 13ページをごらん願います。 議案第91号平成26年度釜石市
魚市場事業特別会計補正予算（第１号）は、予算の総額に
歳入歳出12億6196万円を追加し、補正後の予算総額を12億6370万6000円としようとするものです。 第１表
歳入歳出予算補正の内容といたしましては、歳出には、魚市場整備に係る監理委託及び工事に係る事業費を計上し、この財源として、国庫補助金及び市場事業債を計上して、予算を編成しております。 第２表債務負担行為補正には、来年度までに施行が必要な魚市場整備に係る債務負担行為を計上しております。 第３表地方債補正には、今次補正予算に伴う市債発行額を計上しております。 ただいま御説明申し上げました補正予算の詳細につきましては、同じ冊子となっております補正予算に関する説明書をごらんいただきたいと存じます。 次に、別冊としております
水道事業会計補正予算書をごらん願います。 議案第92号平成26年度釜石市
水道事業会計補正予算（第１号）は、収益的収支において、支出に2029万6000円を増額、資本的収支において、収入に2251万7000円を減額計上しようとするものです。 資本的収支では、
鵜住居地区、嬉石、松原地区、平田地区及び
東部地区における被災市街地土地区画整理事業の配水管整備実施設計に係る経費などを計上しております。 これによって、資本的収入が支出に不足する額３億5327万6000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金並びに当年度分損益勘定留保資金で補填するものです。 以上、平成26年度補正予算４件につきましては、
地方自治法第96条第１項第２号の規定により提案するものであります。 次に、釜石市一般会計及び各特別会計
歳入歳出決算書の２ページ及び３ページをごらん願います。 認定第２号平成25年度釜石市
一般会計歳入歳出決算について、御説明申し上げます。 平成25年度一般会計の最終予算額は1191億47万9000円となり、これに対する決算額は、収入済額896億4938万6519円、支出済額756億3553万3790円で、差し引き140億1385万2729円のうち繰越明許費繰越額及び事故繰越し繰越額108億3243万7000円を除く実質収支は、31億8141万5729円の黒字となっております。 繰越明許費及び事故繰越しが多額に及びましたのは、
東日本大震災に係る復旧及び復興関連事業が集中し、用地測量調査、設計、土地取得、建設資材の確保に不測の日数を要したこと、また、関連する計画、関係機関との調整に不測の日数を要したことなどから、25年度内の完了に至らなかったことによるものです。 次に、認定第３号平成25年度釜石市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算から、認定第９号平成25年度釜石市
魚市場事業特別会計歳入歳出決算まで、７会計の決算総額は、収入済額131億3841万3994円、支出済額124億7336万9518円で、差し引き６億6504万4476円のうち、下水道事業特別会計及び魚市場事業特別会計の繰越明許費繰越額５億9037万6000円を除く実質収支は、7466万8476円の黒字となっております。 次に、別冊としております
水道事業会計決算書１ページをごらん願います。 認定第10号平成25年度釜石市
水道事業会計決算は、収益的収支において収入決算額７億3977万3018円に対し、支出決算額６億4624万8599円で、差し引き消費税及び地方消費税抜きで7988万4897円の純利益を生じております。 資本的収支におきましては、収入決算額１億9021万2000円に対し、支出決算額５億5624万1852円で、差引不足額３億6602万9852円を当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金並びに当年度分損益勘定留保資金で補填しております。 これら一般会計決算、各特別会計決算及び企業会計決算の詳細につきましては、来る決算特別委員会において、御説明申し上げますので、御了承願います。 以上、認定第２号から認定第10号までの決算９件は、
地方自治法第233条第３項及び地方公営企業法第30条第４項の規定により、
監査委員の意見をつけて議会の認定に付すもので、
地方自治法第96条第１項第３号の規定により提案するものであります。 次に、議案書にお戻りいただきまして、55ページをごらん願います。 議案第93号
佐須漁港災害復旧工事の
変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて、御説明申し上げます。 この議案は、去る６月20日に締結した
佐須漁港災害復旧工事の
請負契約について、工事
請負契約後における単価適用年月変更に関する請求があったことから、その適用単価を平成26年５月単価から平成26年７月単価に変更し、工事費を983万9880円増額しようとするもので、去る８月４日に株式会社及川工務店との間で仮契約を締結しております。 この議案につきましては、900万円を超える変更契約であることから、
地方自治法第96条第１項第５号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第２条の規定により提案するものでございます。 56ページをごらん願います。 議案第94号鵜住居２号線（鎧坂橋）
橋梁災害復旧工事の
請負契約の締結に関し議決を求めることについて、御説明申し上げます。 この議案は、鵜住居２号線（鎧坂橋）橋梁の災害復旧工事に係る
請負契約で、去る８月21日に条件付一般競争入札を行った結果、株式会社山長建設に３億2184万円で落札決定いたしましたので、８月25日に仮契約を締結しております。 なお、工期は、議決の日から平成27年３月31日までとなっております。 57ページをごらん願います。 議案第95号
中妻汚水中継ポンプ場電気設備更新工事の
請負契約の締結に関し議決を求めることについて、御説明申し上げます。 この議案は、千鳥町にある中妻汚水中継ポンプ場内の受変電設備、自家発電設備などの更新工事に係る
請負契約で、去る８月21日に条件付一般競争入札を行った結果、向洋電機株式会社に２億8944万円で落札決定いたしましたので、８月25日に仮契約を締結しております。 なお、工期は、議決の日から平成27年３月25日までとなっております。 以上、議案第94号及び議案第95号の２件につきましては、工事
請負契約の締結に当たり、予定価格が１億5000万円を超えるため、
地方自治法第96条第１項第５号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第２条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 58ページをごらん願います。 議案第96号
所有権移転請求権仮
登記抹消登記手続請求事件に係る訴えの提起に関し議決を求めることについて、御説明申し上げます。 この議案は、岩手県が実施する海岸保全施設災害復旧事業において、
所有権移転請求権仮登記権利が設定されている市有地の買収に対応するため、当該権利の抹消手続が必要なことから、明治38年に当該仮登記を設定した釜石市唐丹町の男性の相続人34人を相手に、
所有権移転請求権仮登記抹消登記手続を求めるため、訴えを提起しようとするもので、
地方自治法第96条第１項第12号の規定により議会の議決を求めるものでございます。 60ページをごらん願います。 議案第97号釜石市
過疎地域自立促進計画を変更することに関し議決を求めることについて、御説明申し上げます。 この議案は、平成26年度過疎対策事業債の借り入れに伴い、釜石市
過疎地域自立促進計画に情報交流センター（仮称）整備事業及び平田幼稚園移転事業を追加しようとするもので、過疎地域自立促進特別措置法第６条第７項において準用することとされている同条第１項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 61ページをごらん願います。 議案第98号
市道路線の廃止に関し議決を求めることについて、御説明申し上げます。 この議案は、
東部地区における漁港施設機能強化事業に伴う施設整備計画による土地利用のため、市道浜町11号線を廃止しようとするものです。 62ページをごらん願います。 議案第99号
市道路線の変更に関し議決を求めることについて、御説明申し上げます。 この議案は、
東部地区における漁港施設機能強化事業に伴う施設整備計画による土地利用のため、市道浜町10号線の起点、終点及び延長を変更しようとするものです。 以上、議案第98号及び議案第99号の議案２件につきましては、道路法第10条第３項において準用することとされている同法第８条第２項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 63ページをごらん願います。 議案第100号釜石市
教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについて、御説明申し上げます。 当市の５人の
教育委員会委員のうち、佐野平雄さんの任期が、平成26年９月30日をもって満了となることから、佐野さんの後任として、鈴木勝さんを
教育委員会の委員として任命したいと存じますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第４条第１項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。 なお、鈴木勝さんの略歴につきましては、議案書75ページのとおりでございますので、説明は省略させていただきます。 以上で提案理由の説明を終わります。 よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長（
海老原正人君） 以上をもって当局の説明は終わりました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案のうち、議案第100号の１件は、本日直ちに審議することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 （「異議なし」と呼ぶ者あり）
○議長（
海老原正人君） 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
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